不均質な自然と人の美術館

森の部屋 Forest Room

森の部屋とライフ・ゲーム

「森の部屋」では、コンピューターによってリアルタイムにアニメーションを生成することで、うごめく生命を表現しています。作家がひとつひとつ描いたアニメーション素材を、周囲の風力・風向情報と、「ライフ・ゲーム」と呼ばれるシミュレーション方法をベースにしたアルゴリズムで動かすことで生命のアニメーションが生まれています。
ライフ・ゲームは1970年にイギリスの数学者ジョン・ホートン・コンウェイ/John Horton Conwayによって考案されたシミュレーションゲームです。連なったマス目を塗りつぶし、一定の規則によって状態を変化させていきます。その変化の様子を生命の誕生・進化・淘汰などのプロセスに見立てて「ライフ・ゲーム」と名付けられました。一つ一つのマス目のルールは単純ですが、マス目が複数連なることでその動きは複雑になり、生み出される生命は目まぐるしく変化していきます。

ライフ・ゲームのルール
ライフ・ゲームのルール