不均質な自然と人の美術館

自然と繋がった美術館。その日だけの作品を。

美術館周辺の自然と
連動した作品たちが
あなたを待っています。
その時々で
形を変える作品たちは、
二度と同じ表情にはなりません。

光が揺らぐ

太陽と月の部屋

Sun and Moon Room

「太陽と月の部屋」は、自然光とインタラクティブに触れ合うよう設計された作品です。部屋の上部に設置された窓は自然光が射し込みやすい角度になるよう設計されています。窓は自動で開閉する288個の小窓で覆われており、それぞれピアノの音に合わせて開閉します。

もし床に日なたが射し込んでいたら、その日なたを踏んでみて下さい。すると、今度は日なたがあなたについてきてくれます。
この部屋で演奏されているピアノ曲は自然やあなたの身体の動きに呼応して演奏され常に変化し続けます。

水が踊る

海の部屋

Sea Room

「海の部屋」は、高速で水の玉を発生させる特殊な噴水*と、超高速で発光する特殊なプロジェクター**を用いた、錯視を利用した作品です。
特別な方法で水の玉にプロジェクション・マッピングを行うことで、水の玉が空中に浮かび、自由に動き回っているように見える不思議な体験を演出しました。浮かんでいるように見える水の玉は、触れようとするとインタラクティブに反応してくれます。
演出は、潮位情報や天気の情報を元にゆるやかに変化しています。

*ウォーターパール:株式会社ウォーターパール 提供
**DynaFlash V2:東京エレクトロンデバイス株式会社 提供

草木と漂う

森の部屋

Forest Room

「森の部屋」は、円筒型の空間にコンピューターのアルゴリズムでアニメーションを生成・構築しているジェネラティブ・アート作品です。
アニメーションは、「ライフ・ゲーム」*をベースに、美術館の周りの風力・風向の情報も反映させたアルゴリズムに従って発生しており、作家が一枚一枚手描きでアニメーション素材を元に構成されています。
独自に設計・製作された2基の回転型超指向性スピーカー**は、あなたの立つ位置によって動きが変化します。

*1970年にイギリスの数学者ジョン・ホートン・コンウェイ/John Horton Conwayが考案した生命の誕生、進化、淘汰などのプロセスを簡易的なモデルで再現したシミュレーションゲーム。
**株式会社音と映像 技術協力

OTHER

館外を回遊する作品も
ご用意しています

石と巡る
期間限定作品

石の部屋

Stone Room

※期間限定作品につき、
次回開催は未定です。

「石の部屋」は〈石〉をセンサーとして、国東半島に今も息づく独自の文化や自然観、土地の気配を、音声を通じて拡張体験するアート作品です。体験者は〈石〉を手にエリアを散策することで、現地の自然や人々が見つめてきた営みの記憶を呼び覚ますことが出来ます。〈石〉はGPSによって特定の位置情報を取得すると振動し、体験者に音声の再生を促します。今後この作品は現地取材や開発を通じて、随時変化を続けていきます。

各部屋の作品は随時アップデート・追加をしていきます。